質問箱


question なぜ教会には十字架が飾られ、十字架の教えを説くのですか
answer 伝統的な教会は、その会堂のどこかに十字架が付いています。十字架を見ればそこが教会であることが分かります。
 
十字架は、神様の独り子イエス・キリストが、私たちの罪のために身代わりになって十字架にかかり、私たちを神様に結び付けてくださったしるしです。
 
教会は罪の赦しを説きますが、それは関係の救いということです。生きていく上で様々な問題が起こりますが、神様が味方で、私たちを愛して下さっている。神様によって私の人生は丸ごと受け入れられ、自分をゆるせ、隣人も神様の愛の中でとらえられる。
つまり、教会が説く救いは、神様と私の関係が平和となり、ここから自分や、周りの者との関係も整えられることです。この関係を壊すのが罪であり悪、それを修復するのが愛であり赦しです。そのいちばん深いところにあるのが神様の赦しで、そのしるしが十字架なのです。それで教会は、家内安全、無病息災、商売繁盛が前面に出ないで、罪とその赦しを説き、教会に十字架を掲げます。
 
十字架は十字架を見ただけでは、それが救いのしるしだとはわかりません。ドラキュラに十字架を示めして撃退するような魔力はありません。「十字架の言葉」と言われているように、十字架に込められている意味が語られ、信じられることが大切なのです。




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