聖霊はどのような方でしょうか。又どんな働きをし、どんな時に、どのようにして働きますか | |
聖霊は、広辞苑では、三位一体(父なる神、子なるキリスト、聖霊)の第三の位格と言っています。 その通りですが、次のように考えたらいかがでしょう。 「父なる神」は、[天地の造り主、全能の父]と使徒信条で告白されています。しかしなぜそういう告白ができるのでしょうか。それは[その独り子、我らの主、イエス・キリスト]によります。 「子なるキリスト」が、人となって私たちの内に宿り、十字架で人の罪の罰を代わりに受けて人を神様に結びつけ、甦らされ、罪と死を克服してくださいました。キリストによって私たちは神様が全能の父なる神様であることが明らかになります。しかし、キリストの業は2千年も昔のことであり、私たちとは無縁と思われるイスラエルでの出来事です。 実は「聖霊」が私たちの内に働き掛け、キリストの業を信じさせてくださいます。聖霊の働きはいろいろありますが(ヨハネ14章)、最大の働きはキリスト告白へと私達を導いてくださることです(コリント一12章3節)。 つまり「聖霊」は、神様の私たちへの働きかけなのです。私たちは「父、子、聖霊」(三つの神ではなく、それぞれ独立していますが、一人の神)と告白しますが、認識の順では先ず聖霊が私たちに働きかけて子なるキリストを信じさせ、子なるキリストによって父なる神に目が開かれます。 風は見えませんが、木の葉が動いているのを見れば風が分かります。小さくはあっても私たちにキリストへの信仰が与えられているなら、聖霊が私たちには臨んでくださっているしるしです。 この聖霊は、父なる神と子なるキリストから遣わされるものですから、その働きは教会と無縁のところではなく、キリストの体である教会とその関わりの中で働きます。 またイエス様は、求める者に「あなた方は悪い者でありながら自分の子どもには良い物を与えることを知っている。まして天の父は求める者に聖霊を与えてくださる」(ルカ11章13節)とお約束くださいました。 |