質問箱


question プロテスタント教会(新教)にはいろいろな教派がありますがなぜですか。又どう違うのですか。
answer 世界には東方正教会、西方教会であるローマ・カトリック教会、そしてカトリック教会から分かれたプロテスタント教会があり、プロテスタント教会にはおびただしい教会・教派があります。
 
少し古い資料になりますが、1996年現在、日本のプロテスタント教会には148の教派、5454の教会がありました。このうち40教派は10教会以下の教会数で組織されています。
 
教派の起こりは、@神学的視点(聖書解釈、救いの理解、終末の考え方)、A社会的視点(国家、民族の違い。信仰は同じでも信仰者の置かれている状況の違い)、B人間的視点(指導者の福音理解、生活態度、運動)など様々です。
 
教派があることは、不幸なことと思えることもありますが、聖書の信仰の豊かさ、救いの広さの表れともいえます。一つの窓口からだけではとらえきれない豊かな内容のある救いなのです。
すると問題は、教派があることではなく、自分の教派だけが唯一絶対で他者を認めない教派主義です。自分の属する教会は真理を掲げているけれども、他の教会にも真理があることを認められないことです。

しかし、その教会・教派の違いは信じ方の違いであって、信じる中身は同じです。聖書と信仰の筋道である5つの世界教会信条を信じ告白しているからです。

これを信じ告白しない教会(信じ方ではなく、信じる中身の異なる教会)は、いくらキリスト教の様相を取っても伝統的なキリスト教会ではありません。
 
モルモン教:[末日聖徒イエス・キリスト教会] 19世紀ジョン・ヨセフは天使によって告げられたところを掘って金の板を手にし、それを翻訳して1830年モルモン経としたところから出発した
 
エホバの証人:[ものみの塔] 1881年、C.T.ラッセルによって提唱され、キリストの神性を認めない独自の「新世界訳聖書」を使用し、格闘技・輸血の禁止などで話題となっている
 
統一教会:[世界基督教統一神霊協会] 1954年、教祖・文鮮明によって韓国で創立され、「原理講論」を聖典とし、日本では霊感商法、合同結婚式などが問題となっている






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