仏教では『五体投地』、神道では『二礼二拍一礼』のように決められた方法がありますが、キリスト教では、礼拝式以外はどのような方法で祈り、礼拝するのですか | |
キリスト教の礼拝は、個人の礼拝である以上に教会(神によって召された者の群れ)で捧げられるのが基本です。 礼拝には式次第があって、それに従って捧げられます。神様からの呼びかけ(招詞、交読、説教祝祷)、それに対する私たちの応答(祈り、賛美、献金、信仰告白)、礼拝に連なる者の交わり(聖餐、報告)などです。 その所作は、起立したまま、起立したり椅子に座ったり、ひざまずくこともあり、十字を切ったり、互いに握手したりなど、教派によって違います。 通常は、主の日(日曜日)に礼拝堂でおこなわれますが、墓前礼拝、野外礼拝など、時と所を変えて行われることもあります。 個人が神様に祈ったり崇めたりすることは信仰者の日常生活ですが、それは礼拝とは言わず、礼拝とは、時と所を定めて信じる者たちが集まって神様をたたえることです。 |