「サンタクロースについて教えてください」 | |
4世紀前半、小アジア(現在のトルコ)のミュラの町の司教だったニコラウスは、愛と使徒として尊敬されていました。多くの悲しむ者や苦しむ者を訪ねては援助し、少年奴隷の解放や貧しい貴族の娘の援助、嵐の海で水夫を救ったりもしました。 民衆の聖人として聖ニコラウスは、オランダではシンター・クラウスと呼ばれていましたが、移民とともにアメリカに渡った彼の伝説は、その召天日(12月6日)がクリスマスに近いことからクリスマスに祝われ、今日のサンタ・クロースとなりました。 赤い衣装はもと枢機卿(法王の選挙、補佐をする司教)の衣装、煙突から入ってくるというのは、聖ニコラウスが貧しい家に煙突から金貨を投げ入れたことと関係があります。トナカイはクリスマスが北欧(フィンランド、スウェーデン)の冬至祭と結び付いたためです。 |