ペンテコステ(聖霊降臨祭)について教えてください。 | |
A ペンテコステ「聖霊降臨祭」はクリスマス、イースターと並ぶ教会の三大祝日です。クリスマスが12月25日で固定祝日であるのに対して、イースターとそれに連動するペンテコステは移動祝日です。(毎年の月日の移動についてはイースターの欄を参考にしてください) ペンテコステはギリシャ語の「第50」の意味で、イースターから数えて50日目の祝日です。そこで、5旬節、7週祭とも言われています。 旧約聖書では、砂漠を旅したイスラエルの民がカナンに定着し麦の収穫を祝う祭りであり、「過ぎ越し」をしてエジプトを脱出したイスラエルの民が、50日目にシナイ山でモーセを通して律法を与えられた日として守られています。 私たちキリスト教会では、イエス様が甦られたイースターから数えて50日目、イエス様を信じるものに聖霊が下り教会が誕生した日として祝います。聖霊が下ったことの様子については使徒言行録2章に詳しく記され、聖霊を受けて世界に果敢に伝道した様子も使徒言行録に記されています。又聖霊の働きについては、ヨハネによる福音書14章、15章、16章に記されています。 ユダヤ教では、奴隷だったエジプトから解放されて人がどう生きたらよいかを教える十戒ガ与えられた日として祝いますが、キリスト教会では外側から人を教えるのでなく内側から人を導く聖霊の業が始まった日として祝います。 |